株式会社極楽湯ホールディングスの導入事例

採用のスタートラインに立つため「即払い制度」を導入

2025年12月24日掲載
極楽湯ホールディングスの温浴施設『RAKU SPA』の店内写真
株式会社極楽湯ホールディングス
業種
:レジャー・スポーツ
従業員数
:3,000名

温浴施設の「極楽湯」や「RAKU SPA」などを展開する極楽湯ホールディングス様では、2025年7月から全店舗で『Airワーク 給与支払』をご導入いただいています。その目的は、従業員の採用強化。店舗全体で約2700名を数えるアルバイト従業員は、お店を運営するうえでの要。採用にあたって「即払い制度」の導入は大きな強みになると考えたといいます。導入の詳しい背景や導入後の効果、従業員の方の反応などについて伺いました。

お客様にとって「身近にある、最高の思い出づくりの場所」に

──はじめに、極楽湯様の事業内容を教えてください。

H様(管理部長):当社は全国で温浴施設を運営する企業です。2025年9月時点で、「風呂屋」としては店舗数、売上ともに日本一となっています。「極楽湯」「RAKU SPA」という2つのブランドを展開していて、極楽湯は“古き良きスーパー銭湯”のようなイメージです。RAKU SPAは、極楽湯よりも大型かつお風呂以外にも楽しめる館内設備が充実していて、若年層も含めた幅広い世代の方々に、ゆっくりと滞在いただけるような場所となっています。

──全店舗合わせて、アルバイト従業員の方は何名ほどいらっしゃるのでしょうか?

H様:全体では2700名です。なかでも「RAKU SPA鶴見」は一番の大型店ということもあり、全店舗中で最大の250名のアルバイトスタッフが在籍しています。学生さんから主婦の方まで、幅広い方に働いていただいている状況ですね。

RAKU SPA のスタッフがフロントで接客業務を行っている様子
──接客やサービスを提供する際に大事にしていることを教えてください。

H様:従業員に対しては、単なるマニュアル対応ではなく、「顧客の期待を超えるサービス提供」を大事にしようということで、おもてなしの心を持ってお客様に接することをお願いしています。

また、トップが掲げているメッセージは「お客様にとって最高の思い出づくりの場所にすること」です。たとえば、小さい頃からご両親と一緒に極楽湯に来ていた方にとって、ここは単なるお風呂屋ではなく、思い出の場所でもあると思います。そして、次はご自身のお子さんと一緒に極楽湯やRAKU SPAに足を運んで、新しい思い出をつくっていただく。そうした、身近にありながら心に残るような場所でありたいと考えています。

アルバイトの採用強化を目的に、給与即払い制度を導入

──御社ではもともと『Airワーク 給与支払』とは別の給与即払いサービスを導入されていたそうですね。そもそも、導入にあたりどのような課題を抱えていたのでしょうか?

O様(管理部人事課):給与即払いサービスを初めて導入したのは2019年でした。導入の一番の目的は、アルバイト・パートスタッフさんの採用強化です。当時、周囲のサービス業が求人の際に「給与の即払い支給あり」を大きく謳うケースが目立つようになり、弊社としても危機感を覚えました。こうした制度はすでに当たり前になってきていて、導入が遅れれば今後の採用活動に不利に働くかもしれないと。

導入当初こそ即払いを利用するスタッフは少なかったものの、年々増えていきました。やはり需要があることが分かりましたので、会社としても継続していくべきだろうという判断に至りました。

RAKU SPA のスタッフが館内着を整理している様子
──2025年7月からは『Airワーク 給与支払』を全店舗で導入いただいていますが、他社サービスからの切り替えのきっかけを教えてください。

O様:2019年から利用してきた他社サービスが2025年6月で終了することが決まり、代わりを探すことになりました。その際、終了するサービス運営企業の担当者の方から、『Airワーク 給与支払』をおすすめされたんです。結果的に撤退されたとはいえ、それまで使ってきたサービスへの満足度は高かったですし、『Airワーク 給与支払』への切り替えを決めたのも信頼できる担当者からの推薦ということが大きかったですね。

──『Airワーク 給与支払』の機能や導入のしやすさ、手数料の安さなどはどのように評価されましたか?

O様:手数料は以前のサービスよりも安くなっています。従業員にとっては手数料負担が少ないに越したことはないですし、魅力的なポイントでした。また、「賃金のデジタル払い」に対応していることも好印象でしたね。「賃金のデジタル払い」を選択した場合は手数料がさらに安くなりますし、従来の現金払い以外の選択肢が増えることで、これも採用における強みになっていくのではないかと考えました。

あとはリクルートが運営しているという安心感もあります。多様なサービスを展開してきた経験からセキュリティ面を含めて問題が起こらない体制を構築しているでしょうし、中途半端にサービスを投げ出すこともないだろうと。有名な企業で注目度も高いので、世間の信用を損なうような“下手なこと”はやらないはずという信頼はありますね。

『Airワーク 給与支払』導入についてのインタビューが行われている様子

O様:システムの導入もスムーズでした。正式に稼働する2か月前から担当の方をつけていただき、使い方のレクチャーや、こちらからの質問、心配事にも答えてくれたこともあって何の不安もなく導入まで進めましたね。また、導入後も引き続きフォローしていただけますし、問い合わせに対するレスポンスも早い。そこも安心感につながっていると思います。

アルバイトの1割が即払いを利用。従業員満足度の向上を実感

──『Airワーク 給与支払』への切り替え後の、従業員の方の反応や利用状況はいかがですか?

S様(RAKU SPA鶴見・店長):私が店長を務める「RAKU SPA鶴見」でも先々月から導入していますが、直近1か月で250名のアルバイトスタッフのうち25名が即払いを利用しています。全体の約1割というところで、切り替え前とほぼ変わらない利用率ですね。従業員からするとシステム変更に際し再登録が必要だったりと、手間がかかるところもあったと思いますが、それでもスムーズに移行している印象です。

RAKU SPA で提供されている館内着の展示RAKU SPA 鶴見のフロントカウンターの様子
──ちなみに、どんな方がどのような理由で即払いを利用されているのでしょうか?

S様:最も利用率が高いのは、10代の学生アルバイトスタッフです。たとえば、急な飲み会で出費が嵩んだ時などに、即払い給与を受け取っているのではないかと思います。それから普段は会社員をしていて、副業としてここでアルバイトをしているスタッフも多いのですが、そういう方の場合は数ヶ月に1度くらい、何かしらの理由で大きな支出がある時に即払いを利用しているようです。たとえば、旅行に行きたい、誰かにプレゼントしたいと言った時に、まだまだ給料が先だからと我慢するのではなく、行動したいと思ったタイミングでお金を受け取れる。そうやってプライベートを充実させられることは、従業員の満足感につながるのではないかと思います。

──当初の導入の目的でもあった、アルバイトの採用強化や定着率の向上といった点ではいかがでしょうか? 導入後に人を採用しやすくなった、あるいは人が辞めなくなったなど、効果を実感することはありますか?

O様:採用面接で志望理由を伺うと「お風呂が好きだから」「前に客として利用した時に、良い店だと思ったから」など、さまざまな理由があるのですが、なかには「即払いのシステムがあったから」と答える方もいます。こうしたサービスが世の中にもっと浸透していけば、そういった方も増えるのではないかと思いますし、即払いの制度がないというだけで採用のスタートラインにすら立てなくなるかもしれません。

また、弊社が仮にこの制度を廃止したら、今いる従業員の離職にもつながってしまう可能性もあります。そういう意味では、すでにお店を運営するうえで欠かせないサービスになっていると思いますし、早い段階から導入していてよかったですね。

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