Airウェイトの導入効果
自習室の行列が解決。待ち時間を有効活用出来るように。
自習室が利用しやすくなり、より合格をサポートできる環境が整いました。
2025年1月17日掲載
導入前の課題
- 人気の個別ブース型自習室で行列が発生。並んでいる間は机も無いため十分な自習ができない状態。
- 在校生のアンケート結果で自習室の項目だけ評価が低く、見学に来た親御様からの自習室に対する懸念の声があがっていた。
- 待ち人数や待ちのピーク時間などを把握できていなかった。
導入後の効果
- スマートフォンで待ち人数の確認が可能・席が空いたらLINEで呼び出しが届く仕様のため並ぶことが不要に。待ち時間に映像授業の受講や開放自習室で勉強ができることで時間の有効活用に寄与。
- 自習室が使いやすくなったことを日々生徒や親御様との会話から実感するとともに、自習室の利用者数も増加。
- 待ち人数やピーク時間を把握できたことで、ピーク時に空き教室を開放自習室にするなど建物を有効活用。より多くの生徒が自習できる環境改善に活かせている。
高い人気を集める個別ブース型自習室を、多くの生徒が使えるようにしたいと考えていました。
河合塾は、「自らを求め、学びつづける人」を支援し、一人ひとりの未来に貢献するという使命の下、全国に校舎を構える予備校です。対面、映像、オンラインと多様なスタイルで授業を提供しているため、部活動との両立など生徒の都合に合わせて受講することができることが強みです。また、河合塾の授業を担当するのはプロの講師のみ。質の高い授業を受講できることに価値を感じ通学されている生徒もたくさんいます。河合塾立川校は、立川市はもちろん、八王子市や日野市などから通っている生徒も多く、高校1年生から高卒生まで約1200人が在籍しています(2024年11月末時点)。その中で、私たちが注力しているのは、生徒と二人三脚で志望校合格を目指していくことです。生徒のフォローを丁寧に行い、どのようなステップで志望校合格を目指していくかを話し合い、一人一人個別の学習プランを作成していきます。こうした特徴のある立川校では、自習室の行列に頭を悩ませていました。立川校には、空き教室を活用する開放自習室と、個別にブースが分かれている個別ブース型自習室の二つのタイプの自習室があります。中でも2階にある個別ブース型自習室は集中ができる環境とあってとても人気です。しかし、生徒数が増える夏期講習や冬期講習中は、連日満席の状態が続き、長時間行列ができることも珍しくありませんでした。待ち時間で生徒の勉強時間を奪いたくない、そう思い、順番待ち管理システムの活用を検討し始めました。

個別ブース型自習室の行列が立川校の積年の課題になっており、何とかして解決したいと思っていました。
使いやすさとコストパフォーマンスの良さが導入の決め手でした。
立川校が『Airウェイト』の活用を始めたのは2024年4月からです。サービスの選定は使いやすさと、コストの二点を重視して行いました。いくつかのサービスを比較検討した結果、一番シンプルで使いやすく、コストパフォーマンスも高いと感じたのが『Airウェイト』です。順番待ちシステムを運用するのは個別ブース型自習室で受付をしている、大学生のアルバイトスタッフになります。そのため在籍をしているスタッフが負担を感じることなく使えるサービスが良いと考えていました。その点、『Airウェイト』なら受付から呼び出しまで直感的に操作ができ、誰でも簡単に使うことができます。また、『Airウェイト』は立川校にあったiPadを活用でき、導入に当たって大きな初期投資が必要ありません。コストの観点でも導入しやすかったことが決め手になりました。

「LINE呼び出し」機能を利用し、LINEで生徒に席が空いたことをお知らせしています。
個別ブース型自習室の行列が解消し、生徒も限られた時間を有効活用できるようになりました。
『Airウェイト』の現場への導入はかなりスムーズでした。利用する生徒も、受付の横に掲示した案内を見るだけですぐに使いこなすことができ、これまでトラブルなどは起きていません。何より、『Airウェイト』の導入によって待ち時間を勉強時間に変えることが出来るようになりました。予備校の中でも、特に受験生になると1分1秒が大切です。それにもかかわらず、以前は行列に並ぶ必要があったため、並んでいる時間、つまり勉強ができない時間が発生してしまっていました。現在はスマートフォンから待ち人数を確認できる仕組みになっているため、その間に映像授業を受講したり、開放自習室で勉強するなど、限られた時間を有効活用することができています。また、夏期や冬期の講習中は「オンライン順番受付」を活用しています。講習中は学校が休みの生徒も朝から予備校に来るため、開校時間前から自習室の列が大行列になっていました。2階にある自習室から列が伸びて1階まで続くこともあったのですが、現在は入り口の柱に「オンライン順番受付」を読み取るQRコードを貼り出して、そこで順番待ちの受付をしてもらっています。それにより行列が解消するとともに、生徒には時間を大切にした1日の過ごし方を組み立ててもらえるようになりました。

行列がなくなった結果、自習室にいる生徒もより勉強に集中できるようになりました。
分析レポートにより、空き教室を有効活用。自習室の利用率アップに繋がっています。
どの予備校に通うかを選ぶ際、授業の質はもちろんですが、自習室が決め手になるケースが少なくありません。実際、以前は、個別ブース型自習室の前の行列を見て、親御様から懸念の声が上がってしまったり、在校生のアンケート結果も自習室の項目だけ評価が低かったりといった状況がありました。そうした状況も『Airウェイト』を活用し始めてから変わりつつあります。一番の変化は、自習室の利用者数が増えたことです。順番を待てば個別ブース型自習室を使えるという状況になってから、開放自習室の利用者も増加しています。やはり自宅よりも予備校の方が勉強に集中しやすいのでしょう。自習室を利用しやすくすることで生徒の学力向上にも繋がることを期待しています。こうした状況を実現する上で、『Airウェイト』の「分析レポート」機能が果たす役割も大きいです。「分析レポート」を活用すると、生徒の待ち時間やピーク時間などが可視化されます。それを踏まえて、より効果的に開放自習室を用意できるようになりました。例えば、夕方に待ち時間がピークになることが多いため空き教室を開放自習室にしようといった判断もスムーズにできます。『Airウェイト』の導入後、建物をより有効に活用して、生徒様の満足度を上げる取り組みをできるようになったのは間違いありません。今後も『Airウェイト』の活用を通して生徒の満足度を高めながら、志望校合格をサポートしていきたいと考えています。

分析レポートにより効果的な一手が打てるようになり、行列に関する悩みはなくなりました。