タブレット(iPad)POSレジとは?メリットや導入までの流れ、コストも詳しく解説

これからお店を開業する予定の人の中には、「POSレジを導入したいけど種類がたくさんあり何を選んだらいいのかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、POSレジの中でも特に近年導入が増えているタブレット(iPad)タイプのPOSレジについて、基本的な機能をはじめ、導入するメリットや導入時の注意点、費用などを詳しく解説します。

タブレットPOSレジとは?

タブレットPOSレジとは、POSシステムのアプリをインストールしたタブレットタイプのレジのことで、モバイルPOSと呼ばれることもあります。従来の重くて大きなレジと比べ、コンパクトで持ち運びもできることが特徴です。加えて、比較的安価で手間も少なく導入できることから、個人店を中心に人気があります。また、ソフト面の機能も充実しています。
POSレジについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

タブレットPOSレジを導入する5つのメリット

次に、従来のキャッシュレジとは異なる、タブレットPOSレジならではのおもなメリットを紹介します。

1.スペースを取らない

お店を始めるときは特に店舗のスペースを有効的に活用したいもの。タブレットは薄くてコンパクトなので、スペースの確保が容易です。

2.カフェなどの店舗にもなじみやすい

従来の大きくて威圧感のあるキャッシュレジとは異なり、タブレットPOSレジは薄くて見た目もスタイリッシュ。カフェなどのオシャレな空間の邪魔をすることなく、どんな店舗でも自然に溶け込みます。

3.操作が直感的でカンタン

タブレットPOSレジは直感的に操作できるようにつくられています。また、タブレットを普段から使い慣れている人も多いため、キャッシュレジと比べてスタッフがすぐに操作を覚えやすいです。

4.持ち運びがしやすい

タブレットPOSレジは持ち運びやすいのも特徴です。従来のキャッシュレジは特定の場所でしか決済ができませんが、タブレットPOSレジであればお客さまのところに持参し会計することも可能です。また、キッチンカーやイベントでの出店時など、お店の外でも使うことができます。
なお、Airレジは万が一インターネット接続ができない環境であっても「オフラインモード」に設定したうえで注文入力や会計機能を使用することが可能です。
※オフラインモードではAirレジアプリへのログインができないため、事前にオンラインの状態でログインをしておく必要があります。

5.コストが安価で導入しやすい

基本的にタブレットはWi-fiを使って運用をするので、配線や導線などを考えて店内をレイアウトする必要がありません。そのため、設備の工事費用などもかからず安価で導入できるのが魅力です。

タブレットPOSレジを使用する際の注意点

次に、タブレットPOSレジを使用する際に注意すべき点について解説します。

利用できるタブレット・OSに制限がある

POSシステムは一般的に販売されているタブレットであれば使用できますが、OSのバージョンが極端に古いと動かない場合があります。導入時にタブレットの種類やOSのバージョンを確認しましょう。

通信トラブルが起きることがある

タブレットPOSレジはインターネットの通信環境に依存します。Wi-Fiの通信速度が遅いと、使えなくなることがあります。特にイベント出店などでスマホのテザリングやポケットWi-Fiを使う場合は、事前に使えるかどうか試しておく必要があるでしょう。インターネット回線が使えなくなったときのために、別の方法で注文や会計ができるようにしておけば安心です。

盗難や紛失に注意

タブレットは手軽に持ち運べる反面、簡単に持ち去られる危険性もあります。基本的にPOSレジはアプリの中でIDとパスワードを使って利用しますが、常にIDとパスワードが記憶されていると誰でもアクセスできてしまいます。タブレットを開くときに暗証番号を設定したり、定期的にパスワードを変更したりしてセキュリティ対策をしましょう。

タブレットPOSレジを導入するまでの流れ

次に、タブレットPOSレジを導入するまでの流れを簡単に解説します。

STEP1. POSレジの提供会社を比較検討

まずは POSレジの提供会社を調べ、サービスの内容や料金を比較検討しましょう。POSシステムの提供会社によってはタブレットを無償提供してくれるところもありますが、契約期間に縛りがあったり、毎月の利用料に端末料金が上乗せされたりするケースもありますので事前に契約内容を確認しましょう。
なお、基本的なレジ機能はタブレットがあれば利用できますが、ほかにもキャッシュドロアやレシートプリンター、バーコードリーダーなど周辺機器が必要であればそちらも用意します。Airレジならサービスカウンターが全国にあり、実際に端末や周辺機器を体験することが可能です。 Airレジならサービスカウンターが全国にあり、実際に端末や周辺機器を体験することが可能です。

STEP2. POSレジ提供会社に申し込み

POSレジを提供している会社へ導入の申込みをします。タブレットの無償提供やリースを希望する人は、申込みの際に相談してみましょう。 Airレジなら専門スタッフとのオンライン相談のほか、メールやチャットでの相談が可能です。

STEP3. 審査・契約

POSレジの基本的な会計機能を利用するだけであれば、申込み手続きが完了した時点ですぐに利用ができるようになります。ただし、キャッシュレス決済も利用したい場合には審査が必要です。
一般的に、キャッシュレス決済の申込みをしてから約3日~5日で審査結果が出ます。審査に通るとキャッシュレス決済用の端末が手元に送られてきます。端末の初期設定が完了してから実際に利用できるようになるまでは、約1週間かかります。グランドオープン時点でキャッシュレス決済が利用できるようにしたい場合には、最低でもオープンの10日~2週間前までにキャッシュレス決済の申込みを行う必要があります。

STEP4. 機器の設置・初期設定

申込み手続きが完了するとシステム会社からIDとパスワードが付与されますので、そちらを使ってPOSレジのアプリにログインしましょう。
POSレジ機能を使うためにはお店の基本情報のほか、メニュー・商品、レシートなど会計を行うために必要な初期設定を行います。会計機能のほかにキャッシュレス決済機能や顧客管理機能、在庫管理機能も利用する場合には、それぞれに初期設定が必要です。Airレジなら「カンタン初期設定ガイド」「10分でできる!カンタン初期設定動画」があるのでそれを見ながら設定してみましょう。

タブレットPOSレジの導入コスト

タブレットPOSレジを導入する際のコストを詳しく説明します。
まず、POSレジを導入するためにはタブレットを購入する必要があります。タブレットの価格は5~15万円程度、キャッシュドロアやレシートプリンター、バーコードリーダー、キャッシュレス決済端末などの周辺機器が5~10万円程度するので、導入費用の総額としては10~25万円程度をみておく必要があります。
タブレットや周辺機器さえそろえてしまえば、POSレジの基本機能に関しては導入費用も毎月の利用料も無料で使える会社が多いため、低コストで始めることができます。ただし、オプション機能を追加する場合のほとんどは有償なので、便利だからといってあれこれ機能を追加していくと毎月のコストがかさんでいくことになります。オプションの追加は費用対効果を考慮して検討するようにしましょう。

POSレジならAirレジがおすすめ

Airレジは0円でカンタンに使えるPOSレジアプリです。会計や売上分析などの豊富な機能がカンタンに使えるAirレジなら、煩わしい業務の負担を軽くし、売上アップへの近道が見つかります。

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他サービスとの連携で、できることが広がる

他のAir ビジネスツールズを連携・組み合わせることで日常の業務を飛躍的に効率化することができます。
例えば、Airペイとの連携でキャッシュレス決済に対応、Airレジ オーダーとの連携でオーダーシステムでの注文業務を効率化できます。現在、AirペイとAirレジ オーダーでは、導入キャンペーンや新規申込み特典をご用意しています。

  • キャンペーン・特典は数に限りがあり、予告なく変更や終了の可能性があります。
  • キャンペーン・特典の条件や注意事項をご確認ください。

POSレジへの乗り換えは
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まとめ

  1. タブレットPOSレジは初期費用が安く、設置スペースを取らず持ち運びも楽なので導入が容易
  2. 導入時にタブレットの種類やOSのバージョンを確認する
  3. タブレットを無償提供してくれるPOSシステムの提供会社もある

近年、キャッシュレス決済や注文システムはもはや必須となってきました。POSレジは、導入時や毎月の運用に手間やコストがかかる場合がありますが、それ以上に業務の効率化や作業コストの削減が大きく期待できます。特にタブレットPOSレジは導入が容易なため、これから店舗を開業しようと考えられている人は利用を検討してみてください。

監修者プロフィール

  • 穂坂 光紀(ほさか みつのり)税理士

    税理士法人 エンパワージャパン 代表税理士 1981年生まれ 横浜市在住
    中小企業こそ日本を支える礎であるという理念から、持続可能な社会・持続可能な企業を創るための「中小企業のための財務支援プログラム」を実施することで強固な財務力を持つ優良企業に導く、中小企業の財務支援に専門特化した税理士事務所を運営するとともに、児童養護施設の児童から地域を支援する税理士へと導く「大空への翼プロジェクト」を行っている。共著「七人のサムライ」や執筆など多数。

この記事は2024年10月時点の情報です

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